摺り友禅の技術に圧倒されました!!
花十色では宇治店にて1月27日(金)~30日(月)、茨木店にて2月3日(金)~6日(月)の間、初売りを開催いたしました。
初売りではお着物の京洗いを2023年にちなんで2300円(税込み)で承っていたので、
成人式に着用されたお振袖や、普段なかなか洗いには出せないお着物などをたくさんお持ち込みいただきました。
悉皆の診断師さんにも来ていただいたのでお着物のシミや汚れの点検も兼ねて来場いただいたお客様が多かったです。
気付かないところにシミがあったりと驚かれているお客様もいらっしゃいました😲
摺り友禅
そして今回の初売りには2年ぶりに摺り友禅(都摺浪漫)の高杉先生にお越しいただきました!

摺り友禅実演見学
先生による実演も!
力加減を間違えたり染料の量の調節を間違えたら滲んでしまうこと、少しでも型がずれてしまったら…というお話を直接現役の職人さんから聞く機会はなかなか無いので貴重な時間でした。
型をめくるたびにだんだん完成していく絵柄にお客様も魅入っていらっしゃいました。
筆では表現が難しい淡いぼかしが素敵です✨
摺り友禅体験コーナー
摺り友禅の半衿を作れる体験コーナーも準備しました!
先生は簡単にくるくると迷いなく刷毛を型に置かれていましたが、いざ体験してみると染料の調節や力加減がほんとに難しいです!
この作業を何百、何千回も繰り返すのか~とお客様も職人さんの根気に驚いていらっしゃいました。
型を置いて色付けしていると色がついてないように見えてついつい力が入ってしまうようですが、型を取ると色がはっきりとついているという…
力加減に慣れるまで時間がかかりそうです…😂
職人さんの技術に圧倒でした。
都摺浪漫作品
百人一首の柄のお着物は型紙がなんと1200枚!
お客様も摺り友禅体験をした後だと大変さをさらに実感していただけたようでした😲
絞り模様も摺り友禅で表現✨


絞り染め特有の手触りはないのに立体的に見えることが不思議でした😲
型紙もさらに細かい😂
鹿の毛を使った柔らかい毛の刷毛なので細かい型紙もきちんと色が入るそうです。
ブランドカラーのターコイズブルーが魅力的な高杉先生の作品。
型を使って作られたとは思えないほど繊細な柄にお客様もスタッフも目を凝らして感嘆しながら作品を見学していました。
お姫様の髪の毛一本一本や十二単の柄など、とても細かく表現されていました✨
古典的な柄だけでなく、洋風な色柄の作品もたくさん持ってきていただき、お客様からも着物のイメージが変わったというお声をいただきました。