
外に出て働くようになってはじめて1か月という長い休暇を取ることになりました。
昨年12月23日、多分足が上がっていなかったのでしょう、棒を倒すように倒れ、右足の膝のお皿を骨折してしまいました。
幸いなことに仲間の人たちと一緒だったのと、複雑な骨折でなかったので手術することもなく、太ももから足首まで固定しているだけで痛みもなく4週間目には歩けるようになりました。
77歳という年になるまで大きな病気もせず元気で仕事もさせて頂いていたのが、思わぬ事故で娘夫婦のところで主人と二人で世話になることになりました。
家族以外のよそ者二人に自分の遊び場を取られた飼い猫の”おはぎ”が一番ストレスを感じていたようで、なかなか私たちに近寄らず部屋の外から二人の様子を伺っていました。
私はこの事故は「もう年寄りだからお店に出ないほうがいい、やめた方がいいよ」と神のお告げかと思ったり、「治って早くお店に出たい」と思ったり、気持ちが揺らいでいました。
お客様や仲間の人のお見舞いのメールやお声を聴くと、今まで多くの人たちのおかげで仕事をさせていただいていたと改めて感謝の気持ちしかありませんでした。
自分で気づかず迷惑をかけてしまったり、不快な思いをさせてしまっていること等、反省したり考えたりすることも出来ました。
体を動かすことが出来ず、終日、本を読んだりテレビを見たり。
結婚以来こんなにゆっくりとした時間を持ったことはありませんでした。
もう終活をしなければとわかっているはずなのに、体が自由に動けるようになると、のど元を過ぎれば…のことわざのごとく、日々の雑用にまぎれて何も出来なくて反省どころか、動ける喜びを感じ、お店でお客様との出逢いをうれしく思ったり、好きなきものの中にいる幸せを感じている今日この頃です。
