宇治店:2024年7月5日(金)~8日(月)
茨木店:2024年7月12日(金)~15日(月祝)
の日程で、毎年恒例の【祇園フェスタ】を開催しました🎐
祇園フェスタ振り返り
祇園フェスタの始まりは、永年実施していた弊社グループやまと(呉服卸)の社員家族とOB・OG対象の祇園祭ファミリーセールに、小売りの花十色社員も参加し、さらにお客様にもお声かけしたことがきっかけです。
コロナ以降は場所を店内に移し、今年で13回目となりました🌟
今回は、問屋直営ならではの珍しい作品や宵山ガレージセールで在庫処分する理由あり品もご用意し、

着物はすぐに必要のないという方には「夏の京都美味しいもん」と題して老舗名店のお薦め品をご用意致しました!
宇治店は試食品3種類をお皿に盛ってをご提供し、茨木店はバイキング形式で試食を楽しんで頂きました🍽️
各店で人気だったお菓子トップ3はこちら💁♀️
宇治店
- 亀屋良長:あんみつ・ミツマメ
- 林万昌堂:甘栗300g
- グランマーブル祇園:パルタージュ アソート
茨木店
- 亀屋良長:あんみつ・ミツマメ
- グランマーブル祇園:パルタージュ アソート
- 林万昌堂:甘栗300g
その他雑貨として、クールリングや手や髪にも使用できるマルチバーム、ゆかた専用洗濯ネットなどもご用意致しました🌷

夏に大活躍のゆかたは、無料着付レッスン付き1,980円(税込)でご提供致しました!
「今まで着付が心配でゆかたは持ってなかったけど、レッスンもついているなら…」と、お買い求めくださったお客様も大変多かったです😸
また、毎年恒例の岩戸山厄除け粽も先着300名様に進呈させていただきました!😊

祇園祭の粽は、技術者不足により年々生産量が激減しているのが実情です。
それに伴い、今回は先着300名様に限りお渡しをさせて頂きました。
祇園フェスタ期間中にお預かりした昨年の粽は、皆様の代わりに責任をもって八坂神社にお返しして参ります✨
貴重なきもの展示~絞り~
祇園フェスタでは毎年、絞りをはじめとした貴重なきものを多くご用意しております。
絞りは、つくり手である職人さんが年々減少しており、希少なものになっています。
職人さんの高齢化が進み、一人一芸でされているので、後継ぎがいないとその絞り技法は無くなってしまうという状況だそうです…
例えば、嵐絞りの職人さんは国内にもう1人しかおられません。
大変貴重な嵐絞ですが、いくつか今回ご用意することができ、その希少さなどをお客様にご説明させて頂きました。
今回はきもの数点と帯2点ご用意し、何名かのお客様がお買い求めくださいました✨
帯に関しては、完売でした!
また、今回ご用意した鹿子絞りの中には、絞り方は同じなのに、価格が68万円、88万円、128万円と違っているものがありました。
なぜ、価格がそれぞれ違うのかと言うと、発注した時期が違うからです。
年々希少になっていく鹿子絞りは、絞りの工賃が発注した年度によって変化していっているのです。
5年前に発注した68万円のものと3年前に発注した128万円のもの、同じ鹿子絞りでもどんどん希少性が高くなっていることが分かります。
これらのエピソードからもお分かりいただけるように、今後絞りは益々貴重なものになっていくと思われます。
最近はプリンターで絞り模様が描ける時代ではありますが、やはり手作りの重みは全然違います!
もし、ご自宅などに絞りのお着物をお持ちの方がいらっしゃれば、大事になさってください!😌
善之助「一期一会の帯」
「一期一会の帯」には、二度と同じ柄を作らない。
そして、その柄との出会いは二度とないという、頑ななまでの職人魂が息づいています。

その他、十日町紬や千代栄グループやまとオリジナルブランドうれしづくしの夏小物などもたくさんご用意しておりました😸
紬はカジュアルな場面でさらっと着こなすことができたらカッコいいですね🥰
先染めといい、先に色で染めた糸で織っていくので一回ずれるとそのあとの修正は難しいそうです。
絞りと同様、技術が大変素晴らしいです。
しかし紬も職人さんの高齢化が進んでおり、作られる数は少なくなってきているとのことでした…
でこぼこと節があったり、ふんわりとした風合いのある紬をたくさんの方にもっと気軽に着ていただけるようになったら嬉しいですね!👀
最後に
第13回祇園フェスタも多くのお客様にご来場いただき、無事に終えることができました🙂
宇治店、茨木店ともに大変にぎわっており、まさに祇園祭りさながらでした!
毎年、祇園祭りの時期に開催している【祇園フェスタ】。
来年度の第14回【祇園フェスタ】の開催を心待ちにして頂ければ幸いです!