お知らせ

藤原晴美「心を耕すきもの」

「心を耕すきもの」花通信

きものは洋服と違い、直線断ち・直線縫製で作られるので解くと元の長方形の反物地に戻ることから、違う寸法に仕立て直したり、異なる色に染め替えたりして、20歳代で作ったものを50歳以降も着たり、親から子へ子から孫へと譲り渡すことできます。

世代を超えて使えるのは「着るもの」としての使用価値だけではなく、おばあ様の思いやお母様の想い出をお嬢様が身にまとう悦びやモノを大切にする精神など次世代に継承すべきエッセンスが凝縮されていると思います。

すっきり美しく着るにはご自分の体形に合った寸法に仕立てられている必要があります。

身長・裄・バスト・ヒップによって身丈・裄・抱き幅・身幅(前幅・後ろ幅)が決まります。また裄と袖丈は下に着る長襦袢と合す必要があるので ご自分またはお手持ちのきもの寸法をメモで残しておかれることをお薦めします。

秋のワークショップではきものの畳み方や寸法の計り方などもお伝えしますので宜しければお出かけください。