お知らせ

藤原晴美 「心を耕すきもの」

「心を耕すきもの」花通信

想い出と共にきものを大切にするには

「箪笥のきものどうしたらいいかしら?」というご相談をお受けすることがあります。

京の着道楽といわれるように、きものは洋服と違って、年齢や体型が変わっても縫い直しや染め替えたりして「着尽す習慣」がありました。きものを着ることで数年経っても、その時の光景や匂いまで思い出せる!そんな経験はございませんか?

きものには想い出が宿ります。「特にお嫁入の時に親御さんが心を込めてお仕度されたきものは宝物です。ハタチの時のきものは染め替えて、お母様が着ておられたものは、洗い張りをして代々永くお使い頂けます。古いといわれそうですが、そんなきものの良さもこれからもお伝えしていければと思っています。